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TNFαはマクロファージという免疫細胞の一種からつくり出され、体内のあらゆるところに存在しています。
そして、免疫細胞を活性化させるだけではなく、ほかのサイトカイン(インターロイキン6やインターロイキン8など)がつくられるのを誘導したりもします。 もちろん、このTNFIaは健常な人の体のなかにも存在しています。

ただ、必要に応じて産生されるので、過剰に存在することはありません。 ところが、関節リウマチになると、非常に多量のTNF‐αが産生され続けます。
その結果、骨を壊す破骨細胞を活性化させて骨をもろくさせたり、滑膜の細胞を活性化させて関節炎をおこしたり、軟骨細胞に作用して軟骨を溶かしたり破壊したりするのです。 このメカニズムがわかって以来、多くの研究者はTNFIαだけをターゲットとする薬の開発に取り組み、抗体や可溶性受容体などバイオテクノロジーの力を借りた生物学的製剤として、誕生することになったのです。
さらに最近では、TNFla以外にも関節で悪さをするサイトヵインがいくつか見つかっており、それらの働きを阻害したり押さえ込んだりする別の生物学的製剤もすでに開発されていて、欧米では治療薬として使われています。 薬の長期的な安全性生物学的製剤は誕生してからあまり年月がたっていないこともあり、さらに長期的な安全性への評価が必要とされています。
高薬価による負担増抗リウマチ薬と比較するとレミケードは年間約40万円、エンブレルは年間約43万円と高額であり、ほかの抗リウマチ薬との併用などがあればさらに患者さんの負担が大きくなります。 投与法現在の投与法は注射や点滴静注ですが、将来的には経口できる生物学的製剤の開発が望まれます。
生物学的製剤の問題点はなんでしょうか。 生物学的製剤の問題点のひとつは、費用が高いことです。
たとえばレミケードは、1回当たりの薬の費用は通常、約10万円。 このうち自己負担は約6万6000円となります(自己負担額が3割の場合)。
8週間に1回ずつ治療を受けると、年間にかかる費用は約100万円にものぼってしまいます。 一方、エンブレルの場合は4週間で約3万6000円、年間にかかる費用は約80万円になります。
これは薬の費用だけなので、このほかに診察代や、検査の費用、ほかの薬を併用している場合はその薬代もかかってしまいます。

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